当時の日本国民は 、日本がアメリカの利益を損ねるようなことを 、何一つしていなかったのにもかかわらず 、アメリカから不当な圧迫や 、干渉を蒙って 、戦争を戦わねばならなかったことを 、知っていた 。
国民はひろく日支事変と呼ばれていた 、日華事変についても 、中国の度重なる不法な挑発によって 、戦争が広大な中国大陸にひろがっていったことを 、知っていた 。
今日では 、多くの国民が 、政府や 、軍部によって 、誑かされていたと 、信じるようになっているが 、まったく事実ではない 。日本は中国に対して 、領土的な野心も 、資源を獲得しようとする動機も 、なかった 。
出典:加藤英明著『大平洋戦争で日本はいかに世界を変えたか』
昭和16年(1941年)12月8日、日本はアメリカ・イギリスに対し宣戦布告し、大東亜戦争(太平洋戦争)が勃発しました。
そもそも日本はなぜ、勝てる見込みもない戦を始めてしまったのでしょうか?
今日の日本人の多くは、日本が積極的に戦争をふっかけた、と思っている人が多いでしょう。しかし、実際はそうではありませんでした。
開戦前から、英米と日本の圧倒的戦力差は周知の事実でしたし、特にアメリカとはギリギリまで戦争回避のため外交努力を重ねていました。
対中国に対しても、今では中国共産党の策略に嵌まりズルズルと戦いに引きずり込まれてしまっていたということが明らかになってきています。
こういった新たな事実を知ることが、これからの国際社会で活躍していくために重要なことだと思います。