日本史

木の文化と石の文化、そして法隆寺

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日本と西欧文化の違いは多々ありますが、建築資材も大きな違いがあります。

日本は木材が主な資材の国で、西洋は石が主な資材の国です。

木は、時間の経過とともに朽ち果てていく素材です。石は、木に比べると腐敗することなく、何百年と持ちます。

なので、西洋の建築物は当時のままの資材が今でも残っています。

一方日本の建築は、伊勢神宮や出雲大社の式年遷宮のように、定期的に新しく作り変えることが前提の建築物もあります。

そんな中、法隆寺の西院伽藍は非常に例外的な建築物と言えるでしょう。西院伽藍は現存する世界最古の木造建築物群で、1,300年以上前に建てられたものが今でも朽ちることなく存続しています。

自然災害の多い日本で、という点も考えるとまさに奇跡のような建物ですね。

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