日本は第二次大戦で敗戦してから、奇跡的な復興を遂げました。
その立役者となった人たちは誰かというと、戦前の人たちです。
本田宗一郎、稲盛和夫、松下幸之助、盛田昭夫など、日本を代表する企業を立ち上げた創業者たちはみな戦前の教育を受けて育った人たちです。
夢の超特急と言われた新幹線も、戦前からすでにベースとなる計画があったからこそ、戦後あれほど早く実現できたわけです。
またトヨタやソニーの躍進の背景には、日本軍の技術力や施策が少なからず影響しているらしいです。
2019年現在、戦前教育を受けた人たちは既にどの業界でも第一線からは退いていることでしょう。今は戦後生まれの、戦後教育で育った人たちが現場の最前線にいるわけです。
失われた10年、20年、30年・・・そんな言われ方をしています。
遅れを取った理由はいろいろ考えられますが、戦後の教育がよろしくなかったことも原因の一つだと感じます。
政治家も小粒な人間が増え、官僚も天下国家を語る人材より自己保身を図る人が出世をし、経済界は自動車・家電・半導体あたりまでは世界をリードしていましたが、ネット業界では完全にGAFAはじめ海外に遅れをとっています。
日本人としての強みを発揮するためには、先の大戦を堺に変わってしまった日本の教育を、今一度見直す必要があるのではないでしょうか。